後悔しない!理想のキッチンを実現するレンジフードの高さ選び

こんにちは。

大阪市中央区に拠点を置く会社で、システムキッチンとユニットバスの取り付けを専門にしている株式会社トリムサービスです。


キッチンリフォームで失敗しないために、レンジフードの高さ選びは非常に重要です。

「せっかくリフォームしたのに、レンジフードの高さが低くて使いにくい!」

「換気効率が悪くて、料理中に煙が充満してしまう!」

このような経験はありませんか?

この記事では、レンジフードの種類、高さの決め方、設置時の注意点などを詳しく解説します。

「後悔しない理想のキッチン」

を実現するために、ぜひ参考にしてください.


レンジフードの種類


スリムタイプ

従来のレンジフードと比べて奥行きが薄く、圧迫感が少ないのが特徴です。お掃除も簡単です。整流版が付いているのでフィルターを設置する必要がなく、汚れをサッと拭き取るだけで清潔に保てます。さらに、ガスコンロと連動できるものが多いため、手動での操作が不要になり便利です。

一方で、スリムタイプにはいくつかデメリットもあります。まず、他のタイプと比べて値段が高い点が挙げられます。また、天井が極端に低い場所には設置できない場合もあります。


ファルコンタイプ

ファルコン型レンジフードは、他のタイプと比べて低位置に設置できるのが特徴です。そのため、圧迫感が少なく、開放感のあるキッチン空間を実現できます。また、コンパクトな設計なので、狭いキッチンにも最適です。

さらに、ファルコン型レンジフードは、ガスコンロと連携できる製品が多いのも魅力です。ガスコンロのスイッチを入れると、自動で換気扇が起動し、調理中のニオイや煙を効率的に吸い上げてくれます。掃除のしやすさも、ファルコン型レンジフードのメリットです。フィルターは取り外しが簡単で、水洗いできるので、いつでも清潔に保てます。ただし、ファルコン型レンジフードは特殊な形状のため、設置できるキッチンが限られるのが難点です。設置を検討する場合は、事前にキッチンの寸法をしっかりと確認する必要があります。


ブーツ型

レンジフードの中でも、定番として長年愛されているのがブーツ型レンジフードです。ブーツ型レンジフードは、その名の通りブーツのような形状をしたレンジフードです。中にフィルターを設置して油汚れなどをキャッチするタイプで、シンプルな構造で故障が少なく、長く使えるのが特徴です。難点としては、掃除の際にフィルターを取り外してから掃除を行う為、掃除の手間が少しかかります。


フラット型・平型

フラット型レンジフードは、ブーツ型レンジフードに比べて高さが低いため、圧迫感が少なく、スッキリとした空間を演出できます。消防法でコンロ等から80cm離して設置することが決められているため、天井が低い場所にも設置可能です。

さらに、基礎工事無しでフラット型からフラット型に交換できるのも魅力です。キッチンリフォームを検討している方でも、気軽に導入することができます。

一方、フラット型レンジフードは、他のタイプと比べて機能が劣ると言われています。換気性能や油煙の捕集能力は、ブーツ型レンジフードに比べて低い傾向があります。


レンジフードの高さの決め方

法律で決められている高さ

意外と知られていないのが、レンジフードの高さは法律で決められているという事実です。

建築基準法では、火の発生元から調理機器に設置された排気口フード下端までの高さを100cm以下に設置しないといけないと定められています。これは、火災を防ぐために、レンジフードが熱くなりすぎないようにするためです。

一方、消防法では、グリルやガスコンロの位置は高さから80cm以上と定められています。これは、換気効率を上げるために、レンジフードが煙や油を効率的に吸い込めるようにするためです。つまり、レンジフードは、80cm以上100cm以下の高さに設置する必要があります。


この規定を守らないと以下の問題が発生する危険性があります。


・換気効率が低下し、煙や油が室内に充満する


・火災の危険性が高まる


・法律違反となり、罰則を受ける可能性がある



体格別のおすすめ高さ

ポイントは、キッチンをメインで使用する人の身長に合わせることです。


なぜ身長に合わせる必要があるのか?

レンジフードが低すぎると、頭をぶつけてしまったり、調理中に邪魔になったりします。逆に高すぎると、煙や油を効率的に吸い取ることができず、換気効果が低下してしまいます。

身長別のおすすめ高さ

適切な高さの目安は、「身長÷2+5」です。

例えば、身長が165cmの場合、

165÷2+5=87.5cm

となり、87.5cmが最適な高さになります。


複数人いる場合は?

身長差がある人が複数人いる場合は、高い人に合わせるのがおすすめです。背の高い人が快適に使える高さであれば、背の低い人は踏み台を使えば問題なく使用できます。


設置時の注意点

参考:施工事例「【大阪府 岸和田市】ハウスメーカー新築現場


設置にスペースが必用

国内で販売されているレンジフードは、幅が60cm、75cm、90cmの3種類に規格化されています。これは、キッチンのコンロの幅に合わせて、効率的に換気を行うために定められています。レンジフードを設置する場所の幅は、レンジフード本体の幅+左右に10cm程度の余裕が必要です。例えば、幅60cmのレンジフードを設置する場合は、設置場所の幅は70cm以上必要になります。

排気量

排気量とは、レンジフードが1分間に排出できる空気の量のことです。単位は立方メートル毎分(m3/分)で表されます。

キッチンの広さは、換気扇の選定において最も重要な要素です。一般的には、以下の目安を参考にしましょう。

6畳以下:20m3/分以上

6~8畳:25m3/分以上

8畳以上:30m3/分以上


シロッコファン

シロッコファンは、複数のファンを斜めに配置した換気扇です。空気をダクト内に押し出す力は優れていますが、プロペラファンに比べれば排気量がやや弱くなる点は注意が必要です。


プロペラファン

プロペラファンは、羽根がプロペラのように回転する換気扇です。シロッコファンに比べて排気量が大きいのが特徴です。しかし、空気をダクト内に押し出す力は弱いため、ダクトが長い場合は排気効率が低下する可能性があります。


掃除のしやすさ

レンジフードは、油や煙を吸い込むため、内部パーツが汚れやすいのが難点です。特に、シロッコファンはファン1枚1枚に油汚れが溜まりやすく、掃除が大変です。


ご依頼はトリムサービスへ

トリムサービスは創業以来、システムキッチンの組み立てと据え付け工事を専門に行ってきましたので、お客様の理想的なリフォームを実現できます。